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COLUMN

ロコールキャラバン2025レポート ~幸せのブータン編~ 2話~

2025年10月1日

7/27 日曜日の朝市から現地を感じる

・野菜市場(サブジバザール)
日曜日の朝は近くの農家さんが集まり朝市が始まります。見渡しても観光客は私たちの一隊のみ。本当にまだまだ未開の地です。そのため、地元の皆さんは至ってフレンドリーで、試食や会話も飾らない雰囲気がとても清々しい印象でした。

ブータンでは、チベット仏教の教えのもと、できる限りの殺生を禁じています。
そのため、殺虫剤を使う習慣もなく、結果としてすべてがオーガニックの野菜や
加工品になっています。
ですので、「無農薬野菜」という言葉は存在しないようです。衝撃的です。


人懐っこい笑顔が、本当に印象的です

松茸を売りに来た地元のおじさん。一度山に入ると、3日ほど帰らないらしい。
山には虎や熊が普通に共存していて、命がけです。
ちょうど収穫の時期に差し掛かり、初物のマツタケが出始めていました。

グルメな隊員の顔が、新鮮さを表しています

・パロ・ゾン
映画「リトル・ブッダ」のロケ地としても有名なパロ・ゾン。
ブータンのシンボルともなっているこのゾンの正式名称は「リンプン・ゾン」で、「宝石の山の城」という意味を持っています。
現在の建物は、20世紀初頭の火事で焼失した後に再建されたものですが、もともとはシャブドゥン・ンガワン・ナムギャルが17世紀に基礎を造ったのが始まりです。
ゾン入口の回廊には、四天王や六道輪廻図、カンロプ・チュスムなどの鮮やかな壁画が描かれており、一歩内部に入ると広い石畳の中にウツェ(仏殿)がそびえ立っています。その雄大な姿にきっと圧倒されることでしょう。
現在はキンレイ内部の見学は許可されていますが、正面のお堂内部への立ち入りは許可されていません。普段は布で覆われていますが、実はこのお堂の外壁には聖人ミラレパの生涯を描いた美しい壁画が描かれています。(出展先:GNHトラベル&サービスより

 


ゾンのすぐ隣には日常的な風景


雨季ですが、日差しも強く、少し暑いくらいの天候でした。

・伝統的な民家訪問
昔は一階に家畜や調理場があり、二階がメインの玄関になっていたそうです。
この急な階段(はしご?)を上り下りするのは、
高齢者や障がいのある方にはとても厳しい環境です。
輪廻転生の概念では、今の苦しみを早く解放してあげること。
居住地も来世に向けた準備をする場所なのかな、と思ってみたり。

地酒アラやバター茶も味見。

寒い高山地域なので、身体を温めるために飲み物にはバターが入っていたり、
お酒だったり。
自分たちで蒸留してお酒を造るのも特徴的でした。
これで初日……かなり情報量が多い今回のキャラバン。
次回は、2日目。隊員の体力が試される過酷なツアーをお楽しみください。

第3話に続く

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