ロコールブランディング講座「つじつまが合わないブランド定説の由来」
前回のテーマで
「シンボライズしだしたきっかけは?』
で書きました通り
産業革命は大きなブランド開発のトリガー(きっかけ)になったとお伝えしました。
しかしブランドの由来でよく教科書などに記載されているおはなしで
こんなことが良く書かれています
~むかし牧場主が放牧して飼育している牛が自分の所有物との判断が出来るように
牛尾臀部辺りに焼き印(Burned→Brand。)を押したという話。
そうする事で自分の牛と他者の牛を識別(Mark)
できたら~という話です~ これは定説の一つとして良く記事でも見受けられますが
実際は産業革命前の1800年代初頭との記述があり
産業革命1800年終わりから1900年半ばまでの史実からはあってきませんよね。
おそらく喩えが分かりやすく定説となったんだと思います。
この様に事実とは異なる様々な情報が交錯し
事の真相やブランドに関する学問は普及しなかった理由ではないかと
思います
実際私も、大学やデザイン学校でそのようなお話をさせて頂くときに
専門性によってブランドの意味や説明の角度が変わります
経営学部ではマーケティング論の中に組込まれていたりしますし
デザイン学校などでは意匠デザインの話とこんがらがって説明されていたりします
またデザインやWEB関連の企業においてもブランディングデザインでロゴを作る
みたいな何とも面白い表現のキャッチコピーを公示している企業さえあります。
私たちは多面的に研究を行いよりその企業(又は個人)で必要な知見と共に
ご提供するようにしております
今日のところはこの辺りで。
次回はもっと大航海時代に代表される事例に触れてみます!
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