こだわりがキラリ★想いをカタチに
こんにちわ!ロコールのうえのちゃみです。
今回は、長年お付き合いさせていただいている株式会社森川建築設計事務所さまの
ロゴ制作やコミュニケーションツール(名刺・封筒)、作品集の制作に携わらせていただいたのでご紹介させていただきます。
まだまだ制作途中なんですが、ノベルティグッズなども企画が進んでいて、
凝りにこだわったモノづくりにわたしもわくわくしています♪
森川さんが大事にしているのは、「つながり」。
自然と街、環境と人、空間と社会、伝統と革新など、多様な「つながり」に焦点を当て、
その場にかかわる人たちの心が日々、静かな幸福感でみたされている。
そんなつながりの場をデザインしたいとおっしゃっています。
お仕事をする上で、わたしもそんなつながりの和に関わることができとても嬉しいです。
ロゴ制作では、先ほどの大事にしている想いをベースにシンボルマークをご提案させいていただきました。
企業名がお名前であるのと、サスティナブルや自然派がお好みだったので、その要素で考え、
苗字の“森”と“川”をモチーフに構成。
「成長」や「生命力」など、自然の息吹が映し出されるシンプルな造形に仕上げました。
お客様の好みもあるので、モダン・シンプル・ナチュラルな印象など他にも2案ほどご提案させていただき、
今回は、ナチュラルで温かみのあるこの案が採用されました。
ロゴができたとろこで、名刺制作に入ります。
コミュニケーションツールを制作する上で、大事なのがトンマナ。
トンマナとは、デザインやメッセージの「トーン」と「マナー」のこと。
簡単に言うと、デザインや文章で伝えたい雰囲気やルールです。
「落ち着いた優しい感じ」に合わせてデザインの雰囲気を変えること。それがトンマナです。
(株)森川建築設計事務所のシンボルカラーは、温かみのあるウォームグレー。
それに合わせて、紙質も選定し、ご提案させていただきました。
今回採用されたのは、質感のある「フリッター」。
ふわふわ・もこもこした独特な手触りの紙。衣をつけて揚げた料理”FRIT”の、ふわふわした凸凹感をイメージして名づけらました。
FSC森林認証紙にも登録されています。
※FSC認証紙とは、森林資源を守ることを目的として厳格に管理された森林の木材を使用して作られた紙のことです。
WEBの画像上では、わからないのですが、名刺交換の際に紙にもこだわると印象を持ってもらえることが多いです。
そこからお話が弾むこともあるので、まさにコミュニケーションツールです。
つぎに資料や請求書などをお送りする封筒。
こちらには、クラフト紙を採用。
クラフト紙は、化学パルプからつくられた紙のことで、長い繊維が絡み合っているため、破れにくく強度が高いのが特徴です。
名前はドイツ語で「強度」を意味する「kraft」からつけられていることからも!
今回は、既存の封筒に1色刷りでコストを押さえてご提案させていただきました。
更にオリジナリティを追求するなら、別注の封筒も可能です◎
今回のメインである、作品集。
1冊の本になるぐらいの件数をこなし、ひとつひとつにこだわり、素敵な建物を制作されてきました。
写真や文章はもちろんですが、手触りや印刷の精度など、五感に訴える部分にもこだわりをお持ちでした。
お客様にインパクトを与えたい。そんな思いから、作品集の前にちょっと簡易版のリーフレットが生まれました!
コンパクトに折りたたまれているリーフレット。(長3封筒にも入るサイズ)
止めているクリップを外し、両手で持ち左右の端っこを引っ張ると!あら不思議、パッと開きます^^
そのまま中を開くと、まるで宝の地図のような感覚に。
外側には企業情報と森川さんのプロフィール。中面には、折線に沿ってレイアウトされた作品の数々。
手触りにもこだわり、こちらは「アラベール-FS」を採用。(※FSC認証紙)
繊細な風合いで優しい手触りが特徴で、高い印刷適性と発色性を保ちながら、柔らかい風合いを失わず、ナチュラルで気品のある印刷表現を可能にします。
この折り方なども試行錯誤し、何度も試作品を作り、採用していただきました。
また、このリーフレット。当たり前なのですが、折数が多く機械では作ることができません。
そう。すべて手織りで制作しています。(印刷会社さん協力のもと)
森川さんの大事にしている想い。「つながり」。
1つのツールを作るにあたり、本当に人とのつながりを感じられるお仕事となりました。
そういった制作背景まで、語れるというのは強いです。
ブランディングとして、お客様にも誠意や思いが伝わると私は思います。
制作はまだまだつづきますが、いったんここまでに。^^
作品集とノベルティグッズができあがれば、また制作秘話を話せたらと思います。